「言う」いろいろ say, tell, talk, speak の違いを知る

「言う」いろいろ  say, tell, talk, speak の違いを知る

日本語で一言「言う」と言っても英語にはいろんな単語があり、使い分けが必要です。しっかり学び、練習し会話に活かしてくださいね。

 

say … 「言葉を発する」「言う」(話す相手がいるかいないかは関係ない)

Emily said something to me but I didn’t listen to her.
Emilyちゃんなんか言っててんけどな、私聞いてへんかってん。

 

tell … 「伝える」(相手が必要)

 

Emily told me about her family. 
Emilyちゃんな、家族のこと話してくれてん。

 

 

talk … 「会話のキャッチボールをする」(相手が必要)

 

I was talking to my boss on the phone. 
上司と電話で話してまして。

 

speak …「話す行動」にフォーカスしている(話す相手がいるかいないかは関係ない)

 

Can you speak silently ?
もうちょっと静かしゃべってくれません?

上の写真では、この右の男の子たちは話す相手(左にいてる女の子)がいますね。

 

Do you speak English?
英語話せます?

ここでは相手こそはいますが、英語を話せるかどうかを聞いていますね。talk, say, tell はここでは使えないのがお分かりでしょうか。

ところで、上記のこの例文で「Can you speak English?」じゃないのかと思った方もいると思います。でも、これが実は正解です。もちろん、Can you …? でも文法的に間違いではないのですが、この質問「英語話せます?」では Do you … ? を使います。その理由は別記事に記してありますので、よければお読みくださいね。

 

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単語によって変わるニュアンス

 

He is saying something to the man sitting on the bench.
この男性は、ベンチに座ってる人に何か言ってます。

He is telling something to the man sitting on the bench. 
この男性は、ベンチに座ってる人に何か伝えています。

He is talking about something to the man sitting on the bench.
この男性は、ベンチに座っている人と何か話しています。

He is speaking something to the man sitting on the bench.
この男性は、ベンチに座っている人に話しかけています。

なんだか TOEIC のリスニングテストのようですが(笑)、すべて正しい英語。そしてそのニュアンスはそれぞれ違います。違いが分かるなら、今日のレッスン、合格です☆彡

さて最後に問題です。トップの写真、「オバマさんが話している」、これはどの単語を使えばいいでしょう。考えてみてください(^^) 答えはひとつではありませんね。

 

 

まとめ

say … 「言葉を発する」「言う」(話す相手がいるかいないかは関係ない)

tell … 「伝える」(相手が必要)

talk … 「会話のキャッチボールをする」(相手が必要)

speak … 「話す行動」にフォーカスしている(話す相手がいるかいないかは関係ない)