「嫌やねんそれ、やめてくれへん?」 stop と quit を使いこなそう
- 2019.11.29
- 単語・フレーズ
人になにかをやめて欲しいとき、いっぱいありますよね。今回は「嫌やねんソレ、やめてくれへん?」の表現をご紹介しますので、実生活でぜひ使ってみてください。
stop を使った表現
Stop it!
やめて!
やめて欲しいことを目の前にして言っていると想像してください。その「止めて欲しいこと」= it なわけです。
また、基本 stop -ing で「~するのを止める」という意味になりますよ。
Please stop talking?
しゃべんの止めてくれません?
Can you stop thinking about him?
もうアイツのこと考えんの止めようや。
to do か? -ing か?
「 to do か -ing かどちらを後につけるのか分からない」とよく聞きます。これに関しては、stop なら -ing形、manage なら to do をとるなど、この場合はこうと丸暗記でもいいのですが、ある程度の判断基準みたいなものも実はあるんですよ。それは「その物事が未来に関係するのか、それとも過去なのか」。過去に関係するなら -ing形、未来のことなら to do 。もちろん例外も多々存在するのですが、どちらか忘れてしまった時に少しは助けになるかもしれませんね。
stop …過去にしていたことを「止める」ので -ing
decide …未来のことを「決める」ので to do
will を使って強調
先ほどの stop -ing に、will を加えてより強く言うこともできます。
Will you stop talking!
しゃべんのやめんかい!
ここでは疑問文の形をしているのですが、語尾は上げず「!」になります。
その他の「止めて」
Cut it out!
いい加減にしぃ!
これは、家族だったり近い関係の人同士でよく聞くフレーズ。日本語でも「いい加減にしろ」と言う間柄は、近い人だけですよね?
習慣的な行動を止めて欲しいとき
例えばタバコやお酒、仕事など今までやっていた「習慣的な行動を、決意して止める」時には quit を用います。ここでも先ほどの stop と同様に、後は -ing形をとります。
Can’t you quit smoking?
タバコ止められへん?
I quit my job last month.
先月仕事辞めてん。
quit は過去形も過去分詞形も同じ quit 。そしてタバコやお酒を止めるという例を見ると、ネガティブなことにしかこの quit は使えないと勘違いしてしまうかもしれませんが、ポジティブなことにも使えます。単純に「習慣的にしていたかどうか」だけです。
stop と quit の違い
stop は今していることを止める、quit は前述したように習慣的にやっていることを止める、という時に使います。下記の2文は、似ているようで意味が全く異なりますし、smoke という単語には stop のほうを使う、というわけでもないんです。丸暗記は避けてくださいね。
Can you stop smoking here?
ここでタバコ吸うんやめてくれへん?
Can you quit smoking?
タバコ止めてくれへん?
前者は今ここでしている行動に対して言っているだけです。代わって後者の方はタバコを吸うこと自体をやめてくれと言っています。
まとめ
今していることを止める時は stop -ing を使おう
習慣的にやっていることを止める時は quit -ing を使おう
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