in 「~の中に」以外の使い方
- 2019.09.13
- 文法
in といえば、「~の中に」と訳して覚えている単語ではないでしょうか。しかし、特に in や on などのような前置詞と呼ばれるものは直訳が難しく(直訳はある意味できないかもしれません)、意味も本当に多数あるため意外に理解できていない人も多いでしょう。では今回は、その in の数ある用法、ちょこっとだけご紹介しましょう。
基本の in
冒頭でも触れました「~の中に」ってやつですね。
I’m in my office now.
オレ今仕事部屋にいてんねん。
Your pen? I think it’s in the box.
お前のペン? 多分その箱ん中やと思うけど。
その他の in
She is in danger!
あの子が危ない!(彼女が危険な状態にある)
I’m in crisis!
やばい…(危険な状態に自分がいる)
上記の文章にも in が入っていますが、危険な状況「の中」にいるという感じですね。
なぜ「やばい」という言葉と使ったかというと、直訳して「私は危機に陥っている!」なんて話す人はいませんから(笑) まぁ「やばい」という言葉でさえ、若者言葉のような気もしないでもないですが、そこはお許しを。一番わかりやすい言葉を選んだつもりです。でもここでの「やばい」はそれこそ若者言葉の「すごい」ではないのでご注意くださいね。
また、このサイトのコンセプトの関西弁で言うと、場合によっては「アカン!!」の一言でいけるかもしれません(笑)
他にも
Let’s talk in English!
英語で話そ!
ここでの in の解釈としては、英語を話す環境「の中」にいるという感じでとらえてください。
↑ 英会話教室の生徒たちの声です♬
上記のように、前置詞は、ときには「~で」、ときには「~に」など、本当に文章によって訳し方が変わってしまいます。「やばい!」の訳には「で」も「に」も何も入っていません。だからこそ、日本語訳をあまり深く考えずに雰囲気でとらえるのが大切であり、それが意外に英語力上達につながるのです。
他の「危ない」と言うには
ところで、「危ない」にも色んな表現方法があり、時と場合により使い分ける必要があります。例えば、ボールが飛んできた!危ない、避けて!という場面ではこんな言い方があります。
Watch out!
Look out!
私たち日本人が何故か(?)よく知っている単語、dangerous デンジャラス、とつい言ってしまいそうですよね。でもここではそれは使いません。
文法的に解説すると、この dangerous という単語は形容詞、つまり「危ないという状態」のことをあらわすので、危ない!気を付けて!と言いたいときには合いません。
まとめ
in は、場所でも空間でも状況でも、いろんな場面で使えます。
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