have の基礎 「持つ」ではなくて「所有している」と考えよう

have の基礎 「持つ」ではなくて「所有している」と考えよう

have は「持っている」と訳す。これは中1で学ぶ英語です。でも実は「持つ」と思っていると後々困ることになります。果てしなく沢山の意味とその使い方があるように思う have も、このコンセプトが分かっているとかなり楽に英語が理解できるようになりますよ。ここで have の基礎の基礎をまずしっかり押さえておきましょう。

「持つ」ではなく「所有する」と考えて

まず、我々日本人には、思い込みを変える必要があります。タイトルのように、have を「持つ」と覚えている方、これを「所有する」に変えてください。所有しているものは、例えば家などもそうですが、実際に手に持てない大きなモノなんかもそうですね。

「持つ」と日本語で考えてしまうと、実際に手に持っているものや、鞄に入っているものなどばかりが思い浮かび、家などはなかなか思いつきにくくなってしまいます。

例文をいくつかご紹介しますね。

 

I have a boyfriend!
彼氏いてるよ。

 

I have a lot of friends.
めっちゃ友達おるでオレ!

 

I have a great idea!
めっちゃいいアイデアあるねん!

 

I had fun today!
今日楽しかった!

 

I have time today.
今日時間あるで。

 

I just had coffee now.
今コーヒー飲んだとこ。

お腹に入れるのも、have でいけますよ。

 

こんな言い方もあります。

 

We had a lot of rain last month.
先月めっちゃ雨降ったよなぁ。

 

We have beautiful countrysides in our country, Japan.
美しい田舎の風景、日本にはたくさんありますよ。

 

沢山例文を見ましたが、上記の文章、どこにも「持つ」という言葉は入っていませんよね。

時間などの空間を自分が所有して使っている、という感覚でしょうか。雨に関してはいかにも英語らしい表現ですし、日本の国土は当然私たち個人が持っているものではありませんが we で表現するのも、日本語にはない言い方ですよね。

 

have のイメージ

私が思う have のイメージはこんな感じです。「原義(単語の持っているそもそもの意味)」を知っておくといいといつもこのサイトで話していますが、単語のイメージが分かっていると直訳せずに済み、英語の理解が早くなりますよ。

「自分が代表となって説明すること」は、先ほど登場した We have beautiful countrysides… のことですね。例えば自分がケーキ屋の店員で、クッキーは置いていますかと尋ねられたとき、I’m afraid we don’t have cookies. (申し訳ありませんが、ウチには置いてません)なとども言えますよ。

 

まとめ

have 「持つ」と覚えず、空間なども含め「所有している」と考えよう