「硬い肉」は hard meat ではなくて…? 「お決まりの表現」を知ろう
- 2018.11.30
- 単語・フレーズ
collocation(連語)とは、セットになって使われる言葉のこと。「お決まりの表現」と言ってもいいでしょうか。今回はその中で、会話でよく出てきそうな3つをご紹介しましょう。
硬い肉は hard meat ではなくて…?
「硬い」は hard と思いがちですが、肉に対しては tough を使います。
ところで、tough といえば「タフな人」のように「強い」というイメージを抱きますよね。確かにその意味もあるんですけど、それ以外にも「しぶとい」「つらい」等の意味もあるんですよ。
原義を知ろう
よく、私は単語を覚える時には「原義を理解しましょう」と言います。原義とは、その言葉が持つそもそもの意味のことで、単語の持つイメージと言ってもいいかもしれません。
例えば、今回のこの tough という単語の原義は「力を加えても形が変わらない」です。これを知って意識していると、辞書に載っている他の意味「かたい、こわい、粘りのある、頑丈な、タフな、不屈な、頑固な、しぶとい、骨の折れる」を見たとき、全ていちいち日本語のひとつひとつを覚えなくても、カンタンに単語が覚えられると思いませんか?
また、いちいち日本語の言葉と一緒に覚えていないので、tough という単語が文章に出てきた時も、日本語に訳すことなく自然に理解できたりしますよ。
他の「お決まりの表現」
日本語では「強い」コーヒーとは言いませんが、英語では strong を用います。濃い、というと deep や dark を使ってしまいそうですよね。ちなみに、濃い化粧は heavy make-up と言いますよ。同じ「濃い」でも使う単語が違いますね。
値段が高いといえば expensive と覚えている方も多いと思います。しかし price という単語には high がセットで使われます。
正しい英語を身に着けるには
日本語から考えて訳し英文を作ると、今回の例のように和製英語のオンパレードになってしまいます。それをなくすには、英語はそのまま英語で考えることが大切。それには、本物の英語に沢山触れること。本やネイティブの会話を盗むのが確実ですよ。
まとめ
「硬い肉」は tough meat
「濃いコーヒー」は strong coffee
「高価」は high price
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