small と little の違い

small と little の違い

「訳す」こと。それはどんな言語でも、学ぶ上で必要なステップかもしれません。でも、その「訳」だけに頼ると、その語の持つニュアンスやイメージまでは分からないこともあります。しっかり理解するためには、実際に使われている場面をたくさん見たり聞いたりして覚えていくのが一番でしょう。では今回は「小さい」を例に理解を深めていきましょう。

 

絵本の中に出てくる「小さな子猫」は small cat ではない

子供が読む絵本によく登場する「小さな子猫」。さて、英語でどう書かれているでしょうか。

 

a little kitten

 

私達日本人、日本で英語を学習していると、「小さい」は small と覚えているのではないでしょうか。確かに、a small kitten と言っても間違いではないのですが、自然な英語表現では little がよく用いられます。ちなみに、子猫は cat ではなく kitten ですね。

 

 

small と little の違い

ではなぜ small ではなく little を使うのでしょうか、違いを見てみましょう。

 

small:単純にサイズが小さいもの

little:「可愛らしい」「弱い」「かわいそう」など感情が入った、小さいもの

 

これで small kitten と little kitten のニュアンスの違いが分かり、なぜここでは little kitten になるか納得いただけたのではないでしょうか。

そういえば「きらきら星」は英語で Twinkle Twinkle Little Star と言いますし、弟のことを little brother とも表現しますよ。small brother とは言いません。

 

 

単語の最後に-y をつけると…?

余談ですが、あの有名なサンリオキャラクターの「キティちゃん」は Hello kitty英語では単語の最後に -y を付けることで、幼児語になるものがあります

 

horsey お馬さん

froggy かえるさん

 

動物以外でもアリ。以下の単語、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

yummy おいちい(美味しい)

daddy パパ

 

他にもいろいろあります。子供を相手に話をするとき等、ぜひ使ってみてくださいね。

 

 

まとめ

small は、単純にサイズが小さいもの

little は「かわいらしい」など感情が入った、小さいもの