mono, bi, tri って何?
- 2021.07.30
- 単語・フレーズ
こんにちは、Eri (プロフィールはコチラ)です。
自転車は英語で bicycle とは誰もが知っているでしょう。バイリンガルという言葉は既に日本語になっているほど認知度の高い「2言語を話す人」という意味。この2つに共通することとは? 今回は「接頭語」である mono, bi, tri 、この3つを学び、日常会話で活かしましょう。
接頭語って何?
まずそもそも「接頭語」って?と言う方もいると思います。
正直、私は個人的に文法の名前なんかどっちでもよくて、英語は英語のまま、日本語に訳さずとにかく体得するのをおすすめする人なんですけど、自分の勉強してきた過程で、知っておいたら習得が早まると思うことだけご紹介しています。
そう、知っておいていいと思えることのひとつ「接頭語」。
単語のアタマにくっつき、その単語のもつ意味を変えるもの。ちなみに、単語の最後にくっつくのは「接尾語」といいますね。
例をひとつ挙げましょう。
untouchable
意味は「触れない」です。さて、この言葉を分解してみるとこうなります。
un は「反対の意味をつくる接頭語」、able は「できるという意味を足す接尾語」。touch そのものは「触る・タッチする」ですので、それに able がついて「触れる」となり、接頭語の un をつけて反対の意味になり「触ることができない、触れない」となるわけです。
タレントにアンタッチャブルというコンビがいますよね。カタカナで書かれているとその意味、わかりづらいような気がしますが、英語で書くとなんかスッキリしませんか?
ひと昔前ですけど「アンビリバボー」というテレビ番組もありました。今でもこの単語はカタカナで書いても意味が分かると思いますが、これも英語で書くと
unbelievable
「信じられない」という意味が、すんなり理解できるような気がしませんか。
1, 2, 3 を表す接頭語
さて、接頭語(ついでに接尾語も)理解したところで、今回の本題にいきましょう。
「1, 2, 3 を表す」って? これだけしか説明がないと one, two, three じゃないんですかと思う方もいらっしゃると思うし、説明しにくいので、例を見て学びましょう。
1 : mono
monocycle :一輪車
mono は「1」を表し、cycle はお馴染み「自転車」のことですね。車輪がひとつある乗り物、それが monocycle です。
monotone : モノトーン
カタカナで言っても分かりますよね、モノトーン。シンプルな単調な色使いのことを指します。これも実はアタマに mono がついているのが、英語で書くと気づきます。
monochrome :モノクローム
これは先ほどのモノトーンと似ているようにも感じますけど、色使いが「白と黒だけ」のことだそうです。
monolingual : ひとつの言語を話す人
冒頭で言いましたが、バイリンガルとは2言語イケル人のこと。私たち日本人のような、ひとつの言語だけを話す人のことを、こう呼びます。
1’:uni
1を表すものとしては、実はもうひとつあるんです。それがこの uni 。一輪車は monocycle と先ほどいいましたけど、unicycle とも言うんですよ。
他に、聞けば納得、私たちが良く知ってる uni がつく、よく日常で使う単語をご紹介しましょう。
uniform : ユニフォーム・制服
uni – form … ひとつのフォーム(形)、よく考えたら分かりそうです。皆同じ服、一種類の服である制服。納得ですよね。
制服は何も、学校の制服だけじゃありません。こんなのもそうですね。
unique : ユニーク・唯一の
「ユニークな人」とはなんとなく「面白い人」とか「変わった人」という意味になってしまっているような日本語ですが、本来の意味は実は「唯一の」なんですよ。唯一、つまり珍しく変わっている、ということから日本語でいう「ユニーク」に繋がったんでしょうね、きっと。
2: bi
冒頭の bicycle や bilingual の話のように、bi がつくと2を表すものになります。日常で使うのはこんなもんでしょうか。
3:tri
trio : 3人組・3つの組
カタカナで「トリオ」って言ってますね私たち。人に限らず3つ組になっていれば使えます。
triple : 3つ
これも「トリプル」ってカタカナで言ってますね。
ちなみに、3ツ子は triplets と言います。3ツ子のうちのひとりだけのことなら triplet で、2人目・3人目のことも示すなら triplets と複数形にしましょう。
triangle : 三角
小学校の音楽の時間に登場する「トライアングル」という意味もありますけど、単純に「三角形」の意味もありますよ。
tricycle : 三輪車
一輪車が monocycle / unicycle、自転車(二輪車)が bicycle、とくると次は三輪車。では4輪車は? ええ、car ですよ(笑)
trilingual : 3言語を話せる人
三輪車の話と同様、ひとつの言語を話す人が monolingual、二言語を話せる人が bilingual、そして三言語イケル人は trilingual 。ちなみに、もっとイケル人は multilingual (多言語イケル人)と言います。コレもそういえばカタカナで「マルチ」とか言っていますね私たち日本人。カタカナ大活躍です(笑)
tripod : 三脚
写真撮影なんかで使うやつです、そう、脚が3本ありますね。
アンタ、近すぎ…笑
余談ですけど、この close という単語には、2通りの読み方と意味があります。気になる方はぜひコチラもお読みくださいね。
さて、本当はもっといろいろあるんですけど、今回は日常会話で使えそうなモノを厳選しました。それでも「知ってる」で終わらせずに「使って」英語を習得してくださいね。
まとめ
mono / uni =1
bi = 2
tri = 3
意外にカタカナが助けになった今回でした。発音に関して言えばカタカナほどひどいものはないと言えますが、知識の面で考えると、大人の英語学習者にとっては役立つ場合も沢山あります。頭を柔らかくし、常に疑問を持ち、英語学習に励むといいと思います。
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