reasonable「リーズナブル」は「安い」ではない?
- 2020.01.31
- 単語・フレーズ
カタカナ英語というか、もう日本語になっているとも言える単語「リーズナブル」。リーズナブルな価格、といえば「安い」と思ってしまっていませんか? でもそれは大いなる勘違い!? 本当の意味は? そして使い方は?
reasonable (リーズナブル)の本当の意味
reason-able と単語を二つに分けて考えてみると明確です。
able は「~できる」という意味。中学生の時 be able to = can などと習って覚えている方もいるでしょうね。そう、「理由」が「できる」、つまり「その値段になる理由がある」ということであり、必ずしも「安い」を意味するのではないんですよ。
ですので、この reasonable という言葉は、cheap(安い)・ expensive(高価)、そのどちらでも表現できるものではないのです。価値感は人によって違いますから、目の前にある商品が reasonable と感じるかそうでないかは、その人次第です。
また、B級品や少し傷が入ったバッグ、アウトレットなど本当に安い場合もあるでしょう。それでもそこには安い理由がちゃんとあるため、cheap とも表現できるでしょうし、reasonable と言ってもいいでしょうね。
↑ この家が100万円で売られています。reasonable だと不動産屋は言います。
果たして reasonable でしょうか?? cheap? それとも too expensive?
cheap と言わない理由
でも、上記の例のように、家としては絶対に安い100万円。なぜそこで cheap と言わないのでしょうか。
それはきっと売る側の「安っぽく思われない」ための配慮。cheap な家ですよと言うとなんだか気分がよくないですよね。そんな場合に reasonable を用いるのでしょう。販売テクニック、でしょうかね。
また、cheap の代わりに、inexpensive という単語を使うのもアリかもしれません。in- は、接頭語といい(難しい文法用語は覚えなくていいですが^^)単語のアタマにつけて反対の意味を作るものです(全ての in から始まる単語に当てはまるわけではありません)。「高くない」と言うことで、「安い・安っぽい」という言葉を使わず、安いイメージを消しているんですね。
まとめ
必ずしも「安い」という意味ではありません。
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