「~すべき」だけじゃない should の意味
- 2020.12.04
- 文法
should は「~すべき」とだけ覚えていませんか? もしそうであれば、この記事を読んでみてください。もっと should を使って幅広く会話ができるようになりますよ。
should の意味
冒頭で言ったように、should は「~すべき」という意味を持ちます。でも、それはあくまでも日本語訳。概念というか、should の持つ本当の意味は「70%~80%程度でそうだ」ということを表現するものです。でも、概念とか本当の意味とか言われても、ちょっと分かりにくいですよね。そこで、例文をみてみましょう。
パソコン修理したから多分もういけるやろ。
パソコンが壊れて、この話者に依頼しました。この人は、修理したから直っていると思っています。動くはずだ、でも100%の自信ではない…みたいな表現です。直訳としては「動くべき」ともいえるでしょうけど、自然ではないですよね。
ちなみに、機械などが「動く」と言いたいときは上記のように work を使います。work は言うまでもなく「仕事」という意味ですが、パソコンなど機械の仕事は「動くこと」ですから。逆に動くからといって move は使いません。move では、パソコンさん自身に足が生えて移動している感じになってしまいますよ(笑)
オススメするときの should
「7~8割がたそうだ」ということだと分かると、いつもの「~すべき」という意味での should、以下の例文のニュアンスが分かりやすくなりませんか?
もう寝たほうがええんちゃう…
probably は頻度を表す言葉で「多分そうだ」という意味になります。should も同じく「多分そうだ」という意味ですから、それを2つ重ねることで、さらに柔らかく言っているという感じになります。
should の文章の作り方
should は助動詞のひとつです。助動詞のあとには、動詞の原形が来ますね。
should を使った例文いろいろ
いくつか日常会話で使えそうなフレーズをご紹介しましょう。
エレンもうすぐ来るはずやで。
エレンはここに来る予定をしています。でもまだ来てない。もうすぐ来るはず…でも100%保障できない。
教科書教室に忘れたって? 先生持ってるんちゃう。
忘れて帰った教科書は、きっと先生が見つけて保管してくれてると思うけど、絶対じゃない。\
うわーそれ履いたらアカンやろ~!
これは、海外ドラマ「フレンズ」に登場するフレーズです。
テレビドラマを見ていて、登場人物の女性が似合わないジーンズを履いている様子を見たチャンドラーが放ったセリフです。直訳すると「彼女はそのパンツを履くべきじゃない」となりますね。
そろそろ行かんと。
最初の例とカブリますが、ここでのニュアンスは「そろそろおいとまします」的な感じ。帰りたいけどダイレクトに言いにくい、帰りにくい。
それやるべき??
やるべきだと分かっている。でも、実はちょっと、やりたくない… そんなニュアンスもなくもないという感じにもとれます。またはシンプルに「それは自分がすることか」と尋ねている場合にも使えます。場面や声のトーンによって解釈が変わるのは、どの言語でも同じでしょうね。
また、「すべきだった」という後悔の念を示すには【 should have + 過去分詞形 】を用いて表現します。この話はコチラの記事も参考にしてくださいね。
まとめ
should の持つ本当の意味は「70%~80%程度でそうだ」
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