現在完了形(have + 過去分詞形)を本当に理解する!

現在完了形(have + 過去分詞形)を本当に理解する!

日本人がつまずくところのひとつ、完了形。Present Perfect(現在完了形)、Past Perfect(過去完了形)などいろいろあります。…が、「現在完了形なんて言葉、あったよなぁ。でもその使い方なんか記憶にない…使えない、知らない」という意見を会人初心者さんからよく聞きます。私もその一人でした! 今回は、そんな初心者だった自分でも分かるように分かりやすく解説します。

 

現在完了形のコンセプト

 

【have+過去分詞形】を使い、「今」に何か関わっていることを表現する。

文法の名前「現在」「完了」となっているがゆえにややこしく聞こえますが、「今は終わっていること」だけを表現するのではなく、今なにかしらそれに関係することがある、そんなことが表現できるのです。人生まるごと…生まれてから、話をしている「今」までの経験だったり、今も影響していることなどが伝えられますよ。

って言っても分かりにくいと思いますので、例文で見ていきましょう。

 

have + been

 

I have been to France.
オレ、フランス行ったことあんねん。

been は be の過去分詞形です。be は「存在」「状態」を表す言葉。上記の訳は「行ったことある」となっているので「行く=go」ちゃうんかと思ってしまいそうですが、自然に訳すためにそうしています。実際は「フランスにいてたことがある」という感じになるでしょうかね?

be を詳しく学びたい方は、コチラをお読みください。

 

been を使った例文をもうひとつ挙げてみましょう。

 

I have been here since 2020.
2020年からここにいてる(住んでる)。

存在、状態というのが分かれば、been も怖くない!?

 

その他の have + 過去分詞形

 

I haven’t ridden a horse.
馬に乗ったこと、ないわぁ。

否定形は haven’t を使いますね。

 

Mary has had many different jobs and has lived in many places. 
メアリーは色んな職に就いた経験があって、いろんな場所に住んだことがある。

has had … have が2コ続いてるやん、間違い? …ではありませんよ。最初の has はこの完了形をつくるための have(ここでは Mary=she なので、have が has になっています。She likes … などと同じ)で、2つ目の had は、have (所有している)という動詞の過去分詞形 had です。

 

I have lost my key.
鍵なくしてもうた!

「今に関係する」というのがコンセプトでした。なので、この文章では「鍵がないという状態が、今も続いている。今も鍵はない」ところまで表現できてしまうのです!

ちょっと難しいと思うので、もう一文見てみましょう。

 

I have just finished my English homework.
英語の宿題今終わった!

今ちょうど英語の宿題が終わったところで、宿題はもう残っていない、ということが言えます。just を入れることで「ちょうど今」という情報を付け加えられますよ。

 

have been と have gone の違い

最初の例文 I have been to France. で go は使わないと言いました。では go を使うとどうなるのでしょう。比べてみましょう。

 

My boyfriend has been to France to work.
私のカレシな、仕事でフランス行ったことあるねん。

My boyfriend has gone to France to work…
カレシ、仕事でフランス行ってもうてん…

2文、意味がまるで違いますよね。go は当然「行く」という意味が主。(深く語るとそれ以外に多様な使い方があるのですが、ここでは割愛します。また別の時にでも。)gone のほうは、愛する彼が仕事を優先し異国に旅立ってしまった…という感じでしょうか。「彼は行ってしまい、今もうここにはいない」ということが言えます。

 

ただの過去形との違い

普通の過去形とは、過去のある時点で起きたことなどのことを言います。なので、鍵をなくしたと言いたいならば、単純に過去形を用いて表現することもできます。でも、その過去形と、今回の過去分詞形を使って表現するのでは奥深いところでの意味が違うんですね。

 

I lost my key yesterday…
昨日鍵なくしてさぁ…

鍵が今この話している時点で見つかっているのかどうかは分かりません。まだないかもしれないし、見つかったのかもしれません。ただ単純に、昨日鍵をなくした、ということだけが表現されています。

 

もうひとつ例文を。

 

She started her new job.
彼女は新しい仕事を始めた。

She has started her new job. 
彼女は新しい仕事を始めた。

上の過去形のほうは、ただ単純に、過去のある時点で彼女が仕事を始めたということだけが言えます。一方過去分詞形のほうは、今もその仕事をしているということまでが言えるんです。日本語訳は同じなので、混同してしまうのも無理はないですね^^; 英語のアホー!!難しいわっ(笑)

 

実はあんまり使わない?この過去分詞形

外国人と話をしていると、私たちがこの英文法でアタマを悩ませ時間を割いて学んでいる割には、あんまりこの文法使ってしゃべってないな…と感じることがあります。実際、ネイティブに聞いたところ「会話ではあんまり使わんよね」とのこと。もちろん、have been で経験を伝えるなど、ちゃんと使うべきところでは使っているのですが。単純な過去形や未来形などと比べて、登場の頻度は低い、という感じでしょうか。もし今回の記事が難しいと感じるならば、もう過去分詞形の部分の単語の意味(例えば lost なら lose 失くす)とだけ理解していても、極論いいのかも??? ただ、新聞など記事、ニュースなど読み物ではこの文法は結構出てくるので、英語をマスターする上で、理解は必須ではありますが。

習得には時間を要します。また、習得には練習は欠かせません。自分の身に置き換え、自分の文章を作り、たくさん練習してみてくださいね。

 

まとめ

【have+過去分詞形】を使い、「今」に何か関わっていることを表現する。