「空」は the sky。冠詞 the を理解しよう(1)
- 2018.11.16
- 文法
日本人がもっとも苦手とする文法のひとつ「冠詞」。簡単に言うと、a , an , the のことです。
例外も本当に多く、ひとことで解説できないこのやっかいな短い単語ではありますが、ひとつひとつ大切に学んでいくと少しずつ分かってきますよ。では、今回はその中のひとつ、the を少し紐解いてみましょう。
「空は青い」を英語で言うと
秋、爽やかな風の中ふと見上げると、少し高く、そして少し寂しげに見える…そんな空は青い。いつも、青い。さてそれを英語で言うと…
The sky is blue.
空は、青い。
空は英語で sky です。だから単純に Sky is blue. と言ってしまいそうですが、the がいります。
the がつかない sky も実はあります。ちょっと難しい話にはなりますが、続きを知りたい方は 「空」はいつでも the sky ではない?冠詞 the の使い方(2)| GIVE ME A HINT! をお読みくださいね。
the のコンセプト
the は「特定されたモノ」に使われます。地球上どこから見上げてもつながっている空は、世界でただひとつ、「その空」しかありません。
そうすると、惑星など他にもいろいろありますね。
the sun
the earth
the moon
the earth のみ、「ザ」ではなく「ジ」と発音するので注意しましょう。
the の発音に要注意
a, i, u, e, o の音で始まる単語につく the の発音は「ジ」になります。ここで注意してほしいのが、これは「音」で判断するということ。スペルが a, i, u, e, o ではありません。(ここ、勘違いしている日本人も多いところです)
歌手の「the Alfee」は「ジ・アルフィー」、100均の the Daiso は「ザ・ダイソー」になりますよ。
the は2つ以上のものにも使う
上記で「the は特定されたもの」に使うと言いましたが、そうすると the は「ひとつ」しかないと思ってしまう人も多いのではないでしょうか。実際私は中学生の時そうでしたが、それは間違いです。
実際、空や太陽のようにひとつしかないものもありますが、ふたつ以上のモノにも、特定されているモノであれば、the は使えます。
I have two bags. The bags are both black.
私が持ってるその「2つのバッグ」は両方黒。
「特定する」だけなので、それがひとつである必要はないのです。2つどころか3つ、10個あっても the は使えます。
地道にひとつずつ学び、正しい英語を話せるようにしましょう☆
まとめ
特定されたモノには、1つでも2つでも、10個でも the をつけましょう
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