「空」はいつでも the sky ではない? the の使い方(2)

「空」はいつでも the sky ではない? the の使い方(2)

the は「特定されたもの」に使います。「空」は世界中どこから見てもつながっている「その空」しかないため the が要る、とは以前お話した内容。しかし、例外も数えきれないほどあるのがこの the 、だというのも言っていました。今日はその例外のお話です。

 

以前の the についてのお話はコチラ

 

the を使わない sky

 

When I woke up there was a bright blue sky.

起きたら空が青く明るかった。

 

ここでは the ではなく a が使われています。なぜでしょうか。

 

 

a が the の代わりに使えるとき

 

ある物事を説明するときに、そのモノのうちの一つを特別例として挙げる時は、a を使う

 

つまり、空は本来いつでもどこでもひとつ the sky なのですが、この場合の空は「ある朝、例えば2月15日の朝の、その人がその時見た空」を一つのモノとして扱っている、ということなんです。

 

空がそうならば、moon もそう。

 

We have a full moon tonight.
今晩満月やな。

 

「今晩の月」を一つのモノとしてとらえているんですね。また、have という単語は本当に使えるヤツで、もちろん月は自分のモノではありませんが、その月がある夜空という空間は自分の所有物のような? その表現がまた英語っぽく、日本語から考えるとでてこない言い方ですよね。いつも直訳せず英語をそのまま理解すべきだと言っていますが、ここでもまたその理由が分かるように思います。「have=持つ」とだけ覚えているとこの表現は理解できませんから。

 

 

1+1=2という答えが一つしかない数学とは違う言語の世界。ルールとして基本を頭に入れておくのは大切なのですが、例外を受け入れられる柔らか頭も、同様に必要なのです。

 

 

 

まとめ

ある物事を説明するときに、例え moon のように世界にひとつしかないものであっても、そのモノのうちの一つを特別例として挙げる時は、the ではなく a を使うこともある