「ルールを守る」ってどう言えば? rule という単語を紐解く
- 2021.06.25
- 単語・フレーズ
こんにちは、Eri (プロフィールはコチラ)です。
もう日本語になってしまっているとも言える単語 rule 。当然ながらその意味は「ルール」であり、もう説明すら必要がないというか、日本語でどう言えばいいのかさえパッと思いつかない言葉ではないでしょうか。でもこの rule という単語は知っていても、ちゃんと会話で使える人となると一気にその数が減ります。ここでぜひ、この rule を使えるようにしましょう。
「ルールを守る」を英語で言うと?
日本語では、ルールを「守る」という言葉がセットで使われますよね。そこで、それを英語に訳そうとして「???」となってしまう人もいるのではないでしょうか。英語ではこう言います。
アンタ!ルール守らなあかんやん!
follow はもはやこれも日本語になっているような気もする「フォローする」という意味で、ちゃんと日本語で言うと「ついていく」とでもなるでしょうか。「ルールについていく=従う」という感覚でいいのではと思います。
ちなみに、rule は可算名詞(数えられる名詞)になります。2つ以上のルールを守りなさいと言うならば the rules となりますね。例えば学校内でのルールなどでは「走らない」「携帯の持ち込み禁止」などでしょうか。ペンやノートなど目に見えるものではないがゆえピンときにくいかもしれませんが、ルールはこのように、ちゃんと数えられるものですよ。
また、the がついているのにも要注意です。廊下を走り回っている生徒に向かって言う先生のセリフだとすると「走るな」というルール、のことになりますね。特定されているものにつく、お互いに「あぁアレのことね」と分かる場合に使う、というのが the です。
the はとっても奥が深く、他にも沢山記事を書いています。良ければコチラも参考にしてくださいね。
「ルールを破る」と英語で言うと?
「ルールを守る」の反対は「破る」と日本語では言いますよね。ではそれをまた英語に訳そうとして「破る」を調べてみると出てくるのは rip up や tear up … なかなか使い慣れていない単語が出てきてしまいます。そして実はこれらの単語を使うのは間違い。正しくはこう言います。
アンタ! 約束破ったやろ!
broke は break の過去形。break は「壊す」と覚えている人も多いかと思いますが、「ルールを壊す=破る」という感じでとらえるといいでしょうか。
英語学習を楽しむコツ
ちょっと余談。
よくよく考えてみると、なぜ日本語では「破る」と言うのでしょうね? 興味のある方は日本語の語源も調べてみるといいかもしれませんね。
日本語を調べるなんて、一見英語の勉強に関係ないから意味がないと思う人もいると思いますが、ただ丸暗記するよりも、こんな風にストーリーが何かしらあると覚えやすかったりします。学習を楽しむこと、それも継続には大切なポイントですよ。
「ルールを守る」表現いろいろ
基本的に会話では、前項までで言った follow / break の一択でOKですが、他の表現もありますので紹介しておきましょう。自分は使わなくても、例えばネイティブと会話する時に使われていたりしますから、知っておいていいと思います。
stick とは「くっつく」「固執する」「貼りつく」などという意味の単語です。ルールにくっついていると考えると、ルールを守るというイメージにつながりますね。to までセットで覚えて使うといいですよ。
stick の他の用法は、別記事がありますので良ければお読みくださいね。
他にもこんなのもありますよ。
play は言わずと知れた単語「遊ぶ」ですが、例えばテニスを「する」など、「する」と言った意味でも解釈できますね。ルールに従い行動する、そんな感じでしょうか。
郷に入っては郷に従え
「ルールを守る」という話をしていると、こんなことわざも連想できそうです。
When in Rome, do as the Romans do.
日本語で言うところの「郷に入っては郷に従え」ですね。英語では「ローマにいるならローマ人のやり方に従え」、つまりその土地のルールを守れ、ということです。
ruler が、なぜ「ものさし」??
線を引く時などに使う「ものさし」。英語で言うと ruler となります。「あれ? rule に er がついて rule をする人?なんで?なんか関係あんの?」と気づく人もいるかもしれません(私の初心者の時がそうでした)。
実は ruler という単語には2つ意味があって、ひとつめは「ルールを作る人」つまり「支配者」という意味。そして2つめがこの「ものさし」という意味。
一つ目の意味は理解できると思いますけど、初心者の頃の私のように「なんでものさし?」と疑問にも思いますよね。
これは、ものさしで線を引くと、真っすぐに引けますよね。人を真っすぐに並ばせて従わせるというイメージから、ものさしのことを ruler と呼ぶようになったそうですよ。はっは~ン、なるほど!
コレは、私の初心者の頃使っていたものさし。単語を覚えるのに、実際そのモノにサインペンで書いていました。目にする回数が増えるほど記憶しやすいですからね。
まとめ
「ルールを守る」は follow the rule(s)
「ルールを破る」は break the rule(s)
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