副詞と形容詞の基本 分かりやすく解説!

副詞と形容詞の基本 分かりやすく解説!

こんにちは、Eri です。

英語を勉強していて、絶対に聞く言葉「品詞」。名詞から始まり動詞、形容詞と理解を深めていくのですが、副詞あたりで壁にぶつかること、ありませんか?(私はそうでした) そもそも品詞の名称が分かりにくい(「形容」って何やねん!とか)もありますけど、今回はその中の副詞と形容詞に焦点を当ててみようと思います。

形容詞って何?

モノを説明する言葉

「名詞を修飾する…」とかなんとか中学で習ったような気もしますが、前置きでも言ったように、そもそも「修飾する」っていう言葉が分かりにくい! 日常でなんて使わない言葉ですもんね。それでも大人になった今でこそ理解できるような気もしますが、中1にそれは難しいような。なので私はこう説明します。

「モノを説明する言葉」

そういわれてもピンときにくいと思います。例文で見てみるとより理解できるのではないでしょうか。

 

I have a big bag.
私デカイかばん持ってる。

ここでの形容詞は big 。詳しく説明する対象は bag です。自分のかばんについて、より相手に分かるように詳細を言っているんです。

 

My mother has long hair.
私のお母さんね、髪長いよ。

髪がどんな状態なのか、詳しく説明しています。

 

Japan has lots of beautiful countryside.
日本には美しい田舎が沢山ある。

私は「モノについて説明する」と言いましたが、モノはなにもペンとかカバンとか、目に見えるモノでなくても「日本」や「松潤」など人もアリですよ。

そして上記の3文、どれも名詞に対しての説明ですよね。確かに「松潤」は名詞です。

そこで、こんなのもあります。

 

Look at the girl over there! She is so beautiful!
ちょ、見て! あそこにいてる人めっちゃキレイ!

ここでの beautiful は、she のことを説明しています。

名詞だけにつくと思わずに、とにかく「モノ」を説明するのが形容詞だとお分かりいただければいいと思います。

 

形容詞の見分け方について

wonderful beautiful などのように「語尾に -ful がついていれば形容詞」 …というのはありますが、expensive など他にも見分けがつかないものも多くあります。

もちろん ful について知っておくのはいいのですが、あまりこだわらず、そして捉われずに、「単語を調べた➡形容詞だった➡ふーん」ぐらいで数をとにかくこなしていくほうが、会話力アップへの近道だと私は思います。

 

 

副詞って何?

モノ以外のことをより詳しく説明する言葉

「副」という漢字を見ると、副社長のような「サブ的な役割」のことだと思ってしまいませんか? 形容詞もそうでしたけど「日本語においての品詞の名前」が私たち英語学習者を混乱させているようにも思います。

そこで私は副詞のことを、こう言っています。

 

「モノ以外のことをより詳しく説明する言葉」

モノを説明するのが形容詞だと、前項で言いました。それ以外のことを説明するのが副詞です。でも、上記の形容詞の時と同様、やっぱり例を挙げて説明するのが一番だと思うので、以下見ていきましょう。

 

Do it quickly!
早よしぃ!(早くしなさい)

quickly が副詞なんですけど、この単語は「どう」するのか、より詳しくその動作について説明しているんですね。例えばもし quickly がなかったとすると、Do it! (それやって!)というだけです。

もう一つ例を挙げましょう。

 

I can run fast!
ボク速く走れるもんね!

この fast という単語は、「どんなふうに」走るか、run を詳しく説明していますね。

余談ですが、quickly も fast も、どちらも「はやい」ということを表現できますが、quickly のほうは「時間が早い」こと、fast は「速度」のことを表しますよ。漢字でも「早」「速」と使い分けるのと同じですね。

 

This movie is incredibly boring!
この映画めちゃくちゃおもんない!!

この incredibly という単語は「信じられないほど」という意味ですが、「どれぐらい」boring(つまらない)のかを説明しています。

boring は、ing がついているので動詞の進行形かと思ってしまいがちですが、違ってこれは形容詞。これが英語のややこしいところですが、私は「慣れること」をおすすめしています。なんでそうなるか分析している時間があるなら、とっとと会話練習をして、後に「なんでそう言うのか?」の質問に「いや、いつもそう言ってるから。なんでやろね?」ぐらいの返事ができるのがいいかと思いますね。もちろん説明できるに越したことはないでしょうけど、それは上級者になってから深く文法を学べばいいので、初心者の間はとにかく練習を積むといいですよ。

ということで、副詞は動詞だけにつくのではなく、名詞以外であれば、形容詞でもなんでもOK。 

 

副詞の見分け方について

形容詞の時と同様、先ほどの quickly slowly などのように「語尾に -ly がついているのが副詞」… といったルールはあります。でも、lovely friendly は形容詞。-ly で終わるのに形容詞! なんでやねん!とツッコミを入れたくもなりますが、例外は英語に限らず何事にもあります。これも形容詞と同じく、あまりこだわらずに「quickly は何か速さについて言ってるな」ぐらいにしておいて、単語そのものの意味をちゃんと理解し、数をこなすことをおすすめします。

また「副詞の位置は動詞の後」と学んだ人もいると思います。でも先ほどの例 Do it quickly. のように、間に it が入っていたりと、動詞の直後にない場合もありますので、見分け方、探し方などあまりこだわらずに、とにかく数をこなしていくことで理解が深まります。見分ける力より、文章まるごとの内容がちゃんと理解できる力のほうが大切ですから。

 

名詞か?形容詞か?副詞か? 結局はそんなこと大切ではない

前項までで「あまり深く考えずに、とにかく数をこなすといい」と言いました。その理由のひとつに、こんなのもあります。

以下の2文を見てみてください。

 

I have a pink cup.
I like pink.

どちらにも pink という単語が入っています。上のほうは形容詞、下のは名詞です。でも、正直そんなの、どっちでもよくないですか?(笑) 日本語で会話するのに、これは形容詞だから…とか考えて話しませんよね。要は、極論「ピンク」ということが分かればいいんですよ。

 

まとめ

「モノを説明する言葉」が形容詞
「モノ以外のことをより詳しく説明する言葉」が副詞

…とおおまかに定義できそうですが、品詞を意識して話すことなんて、きっとどんな言語でもないと思います。自然な会話は、流れるように進んでいきますよね。もちろんしっかり理解することが悪いことではなく、むしろ上級者に向けて学習を進めていく上では必要だとも言えるでしょう。でも、初心者の間でそれをしていると効率がとっても悪くなりますから、最初のうちは特に「慣れ」が一番です。

記事なかばでも言いましたが、とっとと練習をして、後に「なんでそう言うのか?」の質問に「いや、いつもそう言ってるから」と言えるのがベスト。その後にTOEICなど試験にチャレンジするとビックリするほど正解できたりしますよ(経験済み)^^

 

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