英会話初心者さんに必要な自宅学習ツール

英会話初心者さんに必要な自宅学習ツール

英語、英会話の習得には継続した自宅学習は欠かせません。ネット社会、英語や英会話を習得するために使うツールは、ひと昔前よりはるかに多く存在します。それだけ選択肢があっていいとも取れますが、逆にありすぎて迷ってしまうことにも。今回は私が、社会人で初心者だった頃の経験から、本当に用意しておく必要があると思う、効果的な学習ツールをご紹介しましょう。

初心者向けの文法書

英会話なんだから、会話練習がまず先では?と言う意見もあるでしょう。たしかに会話練習は必要ですが、英語を話す上で文法力は不可欠です。会話練習をしてから文法を学ぶのではなく、会話練習も文法学習も、両方必要です。自分の言いたいことを言うのに、単語だけ並べて話はできませんよね。ちゃんと文法にのっとって話をしないと、相手には伝わりにくいはずです。

そして、初心者には初心者向きの本があります。上級者向けの内容まで網羅しているような分厚い文法書はまだ不要。なので、私のおすすめは Basic Grammar In Use。ケンブリッジが出版している、英語初心者向けの文法書です。私もこの本には大変お世話になりましたし、今でも指導するときによく使います。

 

Basic Grammar in use

この本の使い方や特徴については、別記事でより詳しく説明していますので、よければご覧くださいね。

 

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辞書

英語学習には、辞書は欠かせませんよね。最近はスマホのアプリやGoogle翻訳、Siri、さまざまなものがネット上にありますが、私は敢えて携帯ではない、電子辞書や紙の辞書をおすすめしています。その理由は以下のとおり。

誘惑がない

無料のアプリにせよ、Google検索にせよ、広告が表示されることが多いスマホ。どうしても欲しい情報以外にも目がいってしまうので、集中できなくなります。広告ゼロの辞書のほうが勉強がはかどると思います。

邪魔が入らない

スマホではメールが入った、お気に入り登録しているお店からお知らせが届いた等で邪魔が入ってしまうことも。できるなら、勉強中はスマホをOFFにし、辞書で集中するほうが効率よく学べます。

情報が多すぎない

携帯を使うと、例文などが永遠と調べられるので終わりがありません。あれもこれも勉強になると思ってメモを取ってしまっている人がいますが、結局全部使いこなせない場合がほとんどで、それが時間の無駄になります。知りたかったことの多くは、単語やちょっとしたフレーズの意味だけの場合が多い初心者の頃に、多すぎる情報は混乱を招くだけ。シンプルに限られた情報量の電子辞書や紙の辞書のほうが、迷いがすくなく済みます。

また、限られた情報しかない電子辞書や紙の辞書は、必ず終わりがあります。それを見て分からなければ諦めがつきます。今の自分の実力で無理なことを知り、無駄な努力を減らすことができるのです。もちろん、簡単に理解できたなら、すぐ次の問題などに取り組むことができ、同様に時間の節約になります。

また、終わりがあることは、そこまで頑張ろうという気をおこさせます。登山で例えるならば、頂上が目に見えたら、なんだか元気が出て、そこまでたどり着こうとする気になりませんか。それと同じだと思います。

便利なことほど定着しにくい

また、前項でスマホはおすすめしないと言いはしましたが、上手に使う方法もあります。慣用句や少々眺めの文章なんかもスマホ検索だとあっさり見つけることが可能だったりしますよね。

でも、便利なこと・すぐ答えが見つかること・他人任せなことは、すぐ忘れてしまいます。苦労してやっと分かった、ということのほうが記憶に残りますし、長文の意味をまるごと機械に訳してもらうということは、自分の頭を使っていないということなので、学習効果は高くないと思います。

カーナビが登場してから、道を覚えなくなった。携帯が出てから、友人の電話番号を覚えなくなった、というのがいい例ではないでしょうか。

長文の中で、単語ひとつ、ふたつを調べ、なんとなくでもいいから全体の意味を考えてみる、そのほうが学習にはいいはずです。

スマホを使う方法

スマホはおすすめしないとは言いましたが、同じスマホでも、有料の辞書アプリを入れる、という手はアリかと思います。これは「紙の辞書がスマホに入っている状態」ですので、広告もなければ情報が多すぎることもありません。価格も紙の辞書や電子辞書よりも安いのも魅力のひとつでしょう。その場合肝心なのは、メールやら他のことに気を取られないようにすることが大切でしょう。

便利な最新機器は、上手に学習に取り入れるべきでしょうね。

紙の辞書の利点を考える

電子辞書か紙の辞書がいいと言いましたが、「苦労する」という観点では、電子辞書よりも「紙の辞書」がベストと言えます。「前も調べたやんコレ!」とか、マーカーを引いたところとかが一目瞭然な、アナログな方法がやはり一番良い…とネイティブレベルまで到達した知人の日本人女性は言います。音が出ないことは最大のデメリットに思えるでしょうが、よく考えたら、実はそんなに音、聞いていないと思いませんか? それこそ今はスマホがあるので、どうしても音が確認したければ Google先生に発音してもらえばいいのでは。持ち運びのこと、サクサク調べて次!といくことを考えると電子辞書が勝りますが、紙の辞書も捨てがたい選択ですよ。

人それぞれ、どのスタイルの辞書がいいかは、効率うんぬんの問題ではなく好みの場合もありますから、自分にあったものを見つけ、相棒にしてほしいと思います。

 

多読ができる本やネット記事

本でもネットでもいいのですが、英語の上達には多読は不可欠です。読みながら知らない単語を調べたり、知らなかった文法を学習したりしましょう。

知らない単語は聞き取れませんよね。英語での会話をするには、相手の話をちゃんと聞き取るには、単語や英文そのものを少しでも理解しないとできません。だからと言って、単語丸暗記はやめましょう。中学高校と、丸暗記や単語テストをさせられた経験のある人も多いと思いますが、それで会話ができるようにはなっていないことがほとんどではないでしょうか。

丸暗記が役に立たないのは、覚えた単語を使わないから。とにかくたくさん読み、仕入れた単語なり文章を現場で使っていくことが会話力アップにつながります。

多読の仕方やおすすめの本については別記事がありますので、よければそちらもお読みくださいね。

 

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まとめ

英語、英会話を習得するために以下を自宅で用意しましょう。そろえるだけでは宝の持ち腐れです。英語がペラペラ話せている自分をフフフと想像しながら、コツコツ毎日使って学習を重ねてくださいね。

 

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