wear は「着る」だけじゃない!

wear は「着る」だけじゃない!

中学校で wear を「着る」と覚えているこの単語。でも、実際は「着る」以外にもいろんな意味がありますよ。ここでしっかり wear の基礎を知り、使えるようにしましょう。

 

基本の wear の意味

まず、この wear は「着る」と訳さないでください。英語は英語のまま理解するほうがいいのですが、あえて訳すなら私はこういいます。

 

「身に着けている」

 

え、それって「着る」と一緒ちゃうん、と思う方もいると思うので、少し例文を挙げてみましょう。

 

I’m wearing a long dress.
ロングドレスを着ている。

 

I’m wearing a straw hat.
麦わら帽子をかぶっている。

straw には、ジュースを飲む時のあのストローと、この「わら」と言う意味があります。これは昔、わらをストローとして使い、飲み物を飲んでいたことが由来するようです。

 

I’m wearing sunglasses.
サングラスをかけている。

メガネは基本、左右2つのガラスから成っているので、複数形になります。

 

I’m wearing a colorful tie.
カラフルなネクタイをしている。

ネクタイ necktie …とは言わず、tie だけで OK。

 

I’m wearing a big mask.
デカいマスクをつけている。

 

I’m wearing an expensive watch.
高級な時計をしている。

expensive は母音の発音から始まる単語ですので、その前の a は、an にしないといけませんね。

a / an について、よくアルファベット a, i, u, e, o から始まるものと覚えてしまっている人も多いですが、それは間違い。本当は「音」で判断しますよ。例えば「一時間」は an hour となります。始まりは h ですが、音が a だからですね。

 

I’m wearing new shoes.
新しい靴を履いている。

 

I’m wearing shiny earrings.
キラキラのイヤリングしてる。

耳に装着するものを総称して earrings と言います。日本ではピアスとイヤリングは、違うものを指しますよね。ピアスは pierce と書き、英語ではあるのですが、あまり一般的には会話では登場しないような気がしますね。

 

I’m wearing a scarf.
マフラー巻いてる。

マフラーは、muffler という単語があるのですが、あまり使われません。寒い冬に身に着けるこのマフラーは、scarf で OK です。

 

 

どうでしょう。日本語には、帽子は「被る」、時計は「着ける」、ズボンは「はく」などそれぞれ違う言葉を使いますが、英語にそれはありません。全て wear ひとつでいけるんです。なので私は「着る」と言わずに「身に着ける」と理解してくださいね、と言ったんですよ。

この単語に限らず、英語を「いちいち、ちゃんと訳す」のではなく「それは、何をすることか」などを理解するほうが、応用がきくようになります。ここでも何回か「原義(言葉のもつそもそもの意味)」を知ることが大切ですよ、という話をしていますが、これも同じことですね。

 

 

 

応用した使い方

他に、身に着けるなら、こんなモノもありますよ。

 

What’s wrong with you?  You are wearing too much makeup.
どうしたん! アンタ化粧濃すぎんで!

↑ いやコレは、もう化粧というよりペインティングでしょうな。

 

Why are you wearing such a weak smile?
どうしたん、なんでそんな半笑いしてんの?

笑顔を身に着ける、とは日本語ではなかなか思いつかないですよね。でも例えば苦笑いだったり、作り笑いを想像すると、なんとなく、顔の上に乗っているモノとして考えられなくもないと思いませんか?

 

 

wear 以外の「身に着ける」

別の言い方でも、身に着けていることを表現できます。

 

in

I’m in a black T-shirt.
オレ黒のTシャツ着てんで。

 

in は「~の中に」と理解している人が大多数だと思いますが、黒い服の中に自分の体がある、と考えると納得いくような?

ウィル・スミス主演の Men in Black という映画もありますよね。黒のスーツに包まれた刑事が、エイリアンと戦うってやつです。この映画が出た頃は英語力ゼロだった私、in はもう「箱の中にあるもの」ぐらいしか知らなかったし、タイトルの意味なんて考えることもなく観ていましたが、今となってはしっかり理解できてうれしい限りです(笑)。

 

put on

Put on your jacket, it’s cold today.
ジャケット着なさい、外寒いねんから今日。

 

 

put on と wear の違いは明確にあります。そのお話はまた別のところで。

 

 

まとめ

wear は「着る」と訳さずに「身に着けている」と理解しましょう。