「大人」と言うには?

「大人」と言うには?

大きい人と書いて大人と読む日本語ではありますが、それを英語で言うとと聞かれると、やはり adult と言ってしまいませんか? しかし会話では、この単語はあまり使われていません。ではどう表現すればいいのでしょうか。

 

 

「大人」を表す英語

 

日本でも、大人料金、子ども料金と表示されている遊園地や博物館などの入口では、冒頭でもお話した adult と書かれていることが多いですよね。しかし、会話の中ではこの adult ではなく、別の単語をよく用います。それは…

 

grown up

 

grow は「成長する」という意味であり、grow up と覚えている方も多いのでは。その過去分詞形 grown を使うことでいわゆる受動態の「成長された」、つまり「成長した」となるので大人を指す言葉になります。これは名詞としても形容詞としても使われます。

まずは形容詞としての grown up の例文をご紹介しましょう。

 

Wow, you look so grown up!
大人っぽいね!

 

I am grown up now!
ボクちゃんもう大人やもんね!

 

I have a grown up son.
私もう成人した息子がいてるんですよ。

 

a がついているので名詞かと思いきや、この a は son にかかります。son を詳しく説明している grown up は形容詞になります。

余談ですが、私は「形容する」という言葉は好きではありません。日本語で「形容する」と言われても、なんだかピンとこないと思いませんか? なので私はいつも形容詞のことを「詳しく説明する」と言っています。

 

 

次に、名詞としてはこんな文章が作れますよ。

 

He speaks like a grown up.
あの子大人みたいな口調でしゃべるなぁ。

 

We are grown ups. 
俺ら大人ですよ。

 

名詞なので、このように複数形にすることもできますよ。

 

 

adult と grown up の違い

 

どちらかと言うと adult が文語で、grown up が口語になります。しかしこの2つの言葉は同じ「大人」を指し、大して違いはありません。強いて言うなら、grown up は子どもから見る大人だったり、話の筋にもよりますが子どもと大人の違いを比べている場合などに使われます。例えば先ほどの例文 We are grown ups. では「もう子どもじゃない」というニュアンスがなくもない、という感じでしょうか。

 

 

もうひとつの「大人」の表し方

 

You look so mature!
大人っぽいねぇ。

 

「成熟している」という意味の mature ですので、同じ「大人」を表現できますよ。

 

 

 

また、im- という接頭語を mature につけると immature という単語になります。これで、逆の意味「未熟」という言葉になりますよ。

 

You are so immature!
アンタほんまコドモやなぁ!

 

 

 

おすすめできない表現

 

You look older than you actually are.

 

何故か日本人が割と得意とする(?)比較級を用いて上記のように表現することもできます。が、これは「実年齢よりも上に見える」とストレートに言ってしまっていますので、子どもにはいいでしょうが若い女性などに言ってしまうと褒めているつもりが逆になってしまう、ということにも。

 

 

まとめ

 

会話では adult ではなく grown up を主に使おう。