married と marry の使い方

married と marry の使い方

「結婚する」という意味をもつ married とmarry という単語、どっち使ったらええねん!と混乱すること、ありませんか? 今回は、比較的日常会話でよく使うであろうこの単語を、わかりやすく解説してみましょう。

marry の使い方

 

I’ll marry my boyfriend next month!
私、来月彼氏と結婚すんねん!

この marry という単語は、動詞として使われています。少し文法の話にはなりますが、動詞とはその名の通り基本的に「動作」をあらわしますので、「結婚する」という行動をする、ということをここでは言っています。

ちなみに、この marry の後に、with とかつけてしまいたくなりませんか。でも、何も要りません。Will you marry me? という耳慣れたフレーズにも、with も to も何もついていませんよね。それを考えると納得できませんか。

これは文法的にも理屈はあるのですが、私はその理屈を学ぶよりも体得して欲しいと思うほう。自分もそうしてマスターしたので「とにかくそう言ってますよね」で練習すればいいと思っています。難しい文法を初心者の頃にやっては時間ばかりがかかってしまいます。時間をかけたわりには分かっていない、ということもよくあります。なので、中級・上級になってからこの理屈を学ぶほうがおすすめ。そのほうが効率よく、そしてより英語が分かるようになると思いますよ。

 

 

married の使い方

marry は「結婚する」という行動を表すものでした。では married は?

 

I am married.
私、既婚者です。

-ed がついているので、動詞の過去形かと勘違いしてしまいがちですよね。でもここでの動詞は am で、married は形容詞になります。

でも be動詞って?形容詞って? なんか難しいですよね。ではここで話は少しそれますが、be動詞について簡単に説明しましょう。先ほど文法的に解説したくないと言ったばかりですが、さすがに be動詞は少し知っておいた方がいい場合もでてきますので、少しだけ触れますね(笑)

 

基本の「be動詞」の解釈

be動詞って、中1で「~です」と習ってしまうためか、そのあといろんな用法がでてくると理解が難しいですよね。私はこの「~です」の代わりに、こう説明しています。

 

be動詞は「=」、つまり「その状態」をあらわす

 

とは言ってもまだ分かりにくいと思いますので、少し例を挙げてみましょう。

 

I am happy.
めっちゃ幸せっ!

 

The chair is yellow.
その椅子は黄色い。

 

My mother is 50 years old.
うちのオカン50歳。

「I = happy」「the chair = yellow」という状態あり、「my mother = 50 years old」なのです。

 

そうなると、先ほどの例文 I am married. が分かるようになりませんか?

 

I = married. 

私は、結婚しているという状態、つまり既婚者と言えるのです。

 

形容詞って何?

be動詞は少し分かったけど「married が形容詞って??」と思う方も多いはず。そもそも「形容する」だの「修飾する」とかいう日本語が分かりにくいんですよ。

形容詞を簡単に言うと「モノとかを、詳しく説明する語」です。

上記の例文 I am happy. でも、My mother is 50 years old. でも、自分やオカンがどうなのかという状態を説明していますよね。

 

また、-ed がついているのに形容詞ってのがややこしいんですよね。でもよく考えてみてください。例えば、多分初心者の頃知るであろう単語 interested(興味がある)とか bored(退屈だ)とかも -ed がついています。

 

I’m interested in English.
私英語に興味あるんです。

 

よく聞くフレーズのコレを考えたら、married も理解できると思いませんか?

では、be動詞と形容詞を少し理解した今、再度確認。

 

I am married. 

私は、結婚しているという状態、つまり既婚者だというのが、納得できたでしょうか。

 

get を使って表現する方法

ところで、よく日常会話に出てくる表現として、こんなのがあります。

 

I’ll get married to him next year!
私来年彼氏と結婚するねん!

日本語訳としては、I’ll marry. と同じではありますが(正確にいうとニュアンスは少し異なりますが)、ここでは「結婚している、という状態をゲットする」という感じでとらえてもらえたらOKです。先ほどの形容詞を理解していれば married が「結婚するという状態」だというのが分かりますね。

そして、marry の時は with も to も不要でしたが、ここでは to が要ります(with ではないので要注意)

 

ちなみに、I’ll marry. と I’ll get married. は同じことを言えますが、日常会話では I’ll get married. のほうをよく使いますよ。

 

 

まとめ

ちょっと複雑だった今回の話ですが、結局はコレが言えたらOKでしょう。

結婚する時は I’ll get married to +人.

既婚者になったら I’m married.