「空」はいつでも the sky ではない? 冠詞 the を理解しよう(2)
- 2019.02.15
- 文法
こんにちは、Eriです!(プロフィールはコチラ)
the は「特定されたもの」に使います。「空」は世界中どこから見てもつながっている「その空」しかないため the が要る、とは別のところでお話した内容。でも、例外も数えきれないほどあるのがこの the 。ちょっと難しくはなりますが、今回はその例外のお話です。
the を使わない sky
起きたら空が青く明るかった。
ここでは the ではなく a が使われています。これは、ある物事を説明するときに、そのモノのうちの一つを特別例として挙げる時は、a を使うという文法があるため。
つまり、空は本来いつでもどこでもひとつ the sky なのですが、この場合の空は「ある朝、例えば2月15日の朝の、その人がその時見た空」を一つのモノとして扱っている、ということなんです。
空以外にもいろいろ
空がそうならば、moon もそうなんです。
今晩満月やな。
「今晩の月」を一つのモノとしてとらえているんですね。
また、have という単語は本当に使えるヤツで、もちろん月は自分のモノではありませんが、その月がある夜空という空間は自分の所有物のような? その表現がまた英語っぽく、日本語から考えるとでてこない言い方ですよね。
いつも「訳さず英語をそのまま理解すべき」だとこのサイトでは言っていますが、ここでもまたその理由が分かるように思います。「have=持つ」とだけ覚えているとこの表現は理解できませんから。
have の基礎を知りたい方は、別記事をご覧くださいね。
1+1=2という答えが一つしかない数学とは違う言語の世界。ルールとして基本を頭に入れておくのは大切なのですが、例外を受け入れられる柔らかい頭も、同様に必要です。
まとめ
ある物事を説明するときに、例え sky や moon のように世界にひとつしかないものであっても、そのモノのうちの一つを特別例として挙げる時は、the ではなく a を使うこともある
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