「プレゼント」だけじゃない、present の意味いろいろ

「プレゼント」だけじゃない、present の意味いろいろ

present と聞けば、誕生日プレゼントなど「プレゼント」という意味だけだと思ってしまっていませんか。でもこの単語 present 、他にいろんな意味や使い方があるんですよ。

 

いろんな present の意味・使い方

 

■「出席している・存在していること」をあらわす present

「授業や会議に出席している」「そこに居る」といった意味で使われます。反対語は absent です。

 

She is present at her class now.
あの娘今授業受けてるとこ。

 

 

■「今現在」をあらわす present

 

At present he is working as a salesperson.
現在彼はセールスマン(営業)をしている。

at the moment も同じ「現在」をあらわすのですが、この present のほうがより硬い感じになりますよ。

 

 

■「贈り物」を意味する present

これはお馴染み、私たち日本人が最もよく知っている意味、プレゼントのことですね。でも実は、gift という単語もよく使います。日本語では、なんとなく present というと彼氏彼女や子どもへ何かあげるもの、ギフトというとお中元やお歳暮など少しかしこまった場面で使う単語、という定義(?)になってしまっているようにも感じますが。

 

This is the present/gift for my girlfriend.
これ、彼女に渡すプレゼントやねん。

 

 

■「贈呈する」「発表する」をあらわす present

「贈呈する」の意味では give の堅い語、と考えてもいいかもしれません。そしてその言葉「贈呈」からも想像できる通り、コレは少し高価なモノや特別な状況の時に使われます。日本語の、例えば「彼女にプレゼントする」のような軽い(?)感じでは使いませんのでご注意を。

 

He presented a new project to his boss.
彼は上司に新しいプロジェクトをプレゼンした。

この例文からもわかる通り、日本語でも「プレゼン」って言ってますよね。実は、きっと社会人であれば知ってるはずなんです、この言葉。

 

さて、いろいろ挙げましたが、なるほどと読むだけではダメですよ。一つでもいいので自分の身に置き換えて文章を作り、練習してみてくださいね。

 

 

原義を知ると、英語力が飛躍的に上がる

様々な意味があるように思う present ですが、少し「原義」を知ることで頭が軽くなります。原義とは、その単語がもともと持っている意味のこと。このブログでもたびたび登場します(それほど重要だということ)。

present という単語の原義を調べてみると「今現在」と「前に差し出す」とあります。今回のように、全く異なった意味が2つある場合もありますが、だいたいコアなイメージが1つあります。「今」はもう説明不要、「今」のことですね。「前に差し出す」をイメージすると「贈呈する」「発表する」などいちいち日本語の意味をひとつずつ覚えて訳さなくても、何が起きているか想像できると思いませんか? 日本語に訳さず理解すること、これは英語力アップには欠かせない能力のひとつです

 

 

まとめ

present という単語には、「出席・存在」「今現在」「贈り物」「贈呈する・発表する」など多数の意味がある。